日本の子育てを外から見てみると。
2013年06月19日

その昔。
二男が幼稚園の頃。
中国出身のお母さん、Tさんと仲良くなりました。
いろんなお話をしましたが
今でも心に残っていて
とても影響を受けた話がありました
「日本人のお母さんは、どうして人前でわが子をけなすの?
子どもがかわいそうだよ。
中国ではそんなことはしないよ。
だから私は人前で息子のことを、ちょっとだけ褒めるようにしてる」
という話。
母国ではない日本で
一人息子さんを、大切に育てておられたTさん。
ちょっと外から見た
日本の子育ての疑問を
言葉に出されたおかげで
日本では「これが当たり前」と思っていた私の視野を
大きく広げてくれたのでした。
そっかー。
日本は 謙遜を美徳 としている文化だから
「うちの子なんか、これもできない、あれもできない」 と
どうしても人前で我が子をけなしてしまう。
大好きなお母さんに、
自分のことを人前でけなされるのを聞いている
子どもはどんな気持ちなんだろう???
後に、コーチングの授業で
「人は見られたところが伸びる」
という 人が持つ特性 を学びます。
短所を直すより、長所を伸ばす方が
人を成長させることができる
という考え方です。
母親として
どうしても子供のできないところを直したい
という想いにとらわれがちですが
何回も注意してもなかなか直らない!
そんな経験をお持ちではないでしょうか?
私はいっぱいあります!!
できないことがあるのも、その子の個性。
恥をかいたり、困ったりして、はじめて!
自分で気づいて直そうとするかもしれない。
(もう母は何回も言ってることだし(笑))
そう考えるようにして
できていないことには、注目しないようにしました
(難しいけど)
最近は
「この子の強みは何だろう?」
という目でわが子の長所を探すようになりました。
そして、
それをいろんな言葉で伝えると
母はなんだかとっても幸せな気持ちになるんです。
きっと息子も嬉しいんじゃないかなー♪
人前ではモチロン!
我が子をけなさないように心掛けています。
転勤されて
長らくお会いしていませんが
Tさんがつぶやかれた言葉は
幸せな子育てへの道しるべだったような気がしています。