子どもたちに何が?
2013年05月30日

先日聞いて、とても衝撃的だったお話。
昨年、松本市の小中高生に行ったアンケート(1126名からの回答)
「自分のことが好きですか?」 と言う質問に対して
「あまりそう思わない」 「そう思わない」
と答えた生徒の回答を合計すると
全体の 48%
なんと半数に近い子どもたちが
「自分の事を好きと思えない」 と答えている そうなんです!
子どもたちに何が起こっているのでしょうか?
「自己肯定感」
自分は「大切な存在だ」「かけがえのない存在だ」と思える心の状態。
この自己肯定感が低い子どもたちが
今増えているというんです。
(財)日本青少年研究所の2011年の調査では
日本・アメリカ・中国・韓国 の高校生の自己評価を比較すると
ダントツ日本が低いのです。
(高い方から アメリカ、中国、韓国、日本の順)
うーーーん、、、
子どもたちが
自分は価値のある存在だと思うためには
一番身近で影響が大きい 親の対応 が大切だと
私は思います。
・ダメなところではなく、いいところを探して伝える習慣をもつ
・親から愛されている。そのままで大丈夫 だというメッセージを言葉や態度で伝える
・子どもの自由な選択を信頼して見守る
など。
日々の暮らしから、そんな温かいメッセージを受け取り続けることが
子どもの自己肯定感を高めていくことにつながる
そう思っています。
前述の松本市でのアンケート
自分のことを好きと思えないと答えた48%の子ども達のうち
「社会の役に立つことをしたい」
と75%の子どもが答えているそうです!!
自己肯定感。
皆が少しずつ育てていったとしたら、
思いやりにあふれた優しい世の中になりそうです・・・